広ブラの恋 その2

Originÿ


私の周りでは家がお菓子屋の川井さんと田舎から通っている近ちゃんが食券で
食べていた。
川井さんなどカキフライの時、

「熱アツのカキフライから中身がグチューと出てきてメッチャメチャおいしいよ」
と云う。
いいなぁ、と思った。

佐藤さんは大きな男性用の分厚い弁当箱にギッシリご飯を詰めて別の小さなおかず入れに塩鮭と昆布のつくだ煮少々。
それでムシャムシャ食べる。
半分くらいになると湯のみの茶をジャーッと弁当箱のご飯の上に掛け、上を向いてガバガバと口に流し込む。

その食べっぷりに周りの人は一斉にに注目する。

社員食堂は大きく、7,80人は入る。
向かい合わせに何列かになっているのだが、前に座った男性社員も女性社員も自分が食べるのを止めてまで見てしまう。
その豪快さは見事だ。

佐藤さんはそんなことどこ吹く風、無頓着。
そこが佐藤さんのいいところだ。
私も自分の弁当を食べるのを忘れて見てしまった。

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